ドメインの決定
エーベルの三次元事業定義モデルは「顧客層」「顧客機能」「技術」の3つの軸によりドメインを設定するという考え方であり、ドメイン定義の代表的な方法。
エーベルのところは三次元事業定義とかもったいつけている感じがするけどもう少し簡単に言ってほしいなと思う。覚えにくい。
ドメイン決定で思ったのはパナソニックが業績不振というか成長軌道が描けずに苦しんでいるけれど、もしかしてドメイン決定がうまくいっていないのではないかと思う。「暮らしアップデート業」というコピーを出していたけど、ドメインとして捉えると曖昧だよね。広すぎてドメイン領域が定まっていないように感じる。ただ現行の事業ドメインに手をつけずに企業ドメインをいまっぽく定義すると「暮らしアップデート業」みたいな感じになったのかもしれない。ネーミングは経営企画部門か広告会社にぶん投げたんだろうけど、考えさせられた方もなかなか大変だったと思う。
個人的にはパナソニックの例で言えばリストラが先なんじゃないかなと思う。膨れ上がった事業領域を整理して、売却して、本体に残す事業と他社に転売する事業、完全にたたむ事業を区別しないと企業ドメインの設定ができない。企業戦略として参考にするなら日立じゃないだろうか。ただパナソニックの経営陣と労組がリストラに耐えるかというとどっちもあやしいけれど。日立はそのあたりどうやって攻略したのだろうか。